私達のファイナンシャルプラン その3

 ご紹介その1と2では節税対策をメインにお話しました。3では、どうやって増やすかをお話ししましょう。

投資リスク有りか無しか、お金の増やし方は2通りです。

 「減るリスクを取らないで少なく増やす」か「減るリスクをある程度覚悟して多く増やす」です。

 人それぞれですので、自分で決めるしかありません。ではそれぞれについて、選択肢をお話ししましょう。リスクがほぼなして増え方の少ない順にお話しします。

(1)銀行の普通預金

 預金金利は0.1から0.4%/年で増えません。減るリスクは基本的に無しです。滅多にありませんが銀行や信用金庫やネット銀行が破産する場合は預金が返ってこないリスクはゼロではないので、安心出来る所を選ぶのが良いです。いつでも気軽に出し入れできる便利さがメリットですが、注意したいのは、預金を引き出す時に手数料(100〜200円/回)を取る銀行がある事です。他社ATM利用だけでなく自社ATM利用でも手数料を取る銀行があります。私は手数料を殆ど取らない三菱UFJをメインにしています。

(2)銀行の定期預金

 1年3年5年10年は預けっぱなしで満期に普通預金に戻ります。金利は普通預金の2〜4倍(0.2〜1.0%/年)です。途中解約すると損するものが多いので、臨時のお金の必要時には使えません。定期預金を解約しないで定期預金を担保に銀行がお金を貸してくれますが、定期預金金利より利率が高いので損になります。リスクは普通預金と同じです。

(3)国債、公社債、社債

 3年5年10年で満期になる債権を国(国債)や地方自治体の公社(公社債)やトヨタやソフトバンク等の会社が発行(社債)を購入し、満期に償還(払戻)して貰います。利率は0.5〜3.0%/年です。リスクはほぼいと思います。これも途中で売却すると損が出る可能性があります。

(4)保険会社の個人年金保険や学資保険

 ご紹介その1で説明した保険料控除枠以上に加入すると、節税対策にはなりませんが、(3)の国債等プラスアルファの利率が保証されます。それは、保険会社が保険料で国債等のリスクの少ないに投資したりそれとは別に運用したりして、増やしてくれるからです。保険ですので、保障と返戻金のバランスで内容が異なります。返戻金が増える保険は保障内容が小さめですね。この保険も保険期間が長く(10年以上)、中途解約すると損が出る可能性があります。

 生活費を確保した後の余裕資金は、預け方を工夫してもリスク無しでは1.0~3.0%/年前後しか増えて行かないのが実情です。ですのでご紹介その1の節税対策がいかに大切か理解して下さいね!

 次のご紹介その4では、ある程度リスクを取って、中長期でリスクをミニマイズする投資の話しをしましょう!

 では、3回目はこの辺で!!

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